燻製(いぶし)干し大根　１０本 お歳暮

大根をいぶして乾燥させた「漬物用いぶし干し大根」です。このまま食べるものではありません。 大根を漬け物にするとき、多くは天日干ししてからぬか漬けします。でも、秋田県や青森県の津軽地方では雪が降りだして天日干しできないために囲炉裏の煙で干してそれをぬか漬けしてきました。 その漬物のことを秋田・青森では【いぶりがっこ】【いぶし大根漬け】といいます。 早い話が「燻製」です。この漬物は、大根の芯まで燻製の香りが浸み込み、それにぬか漬けの味が加わって一度食べたら癖になる一品です。 当農園でもこれまで【いぶりがっこ】を作っていたのですが、漬物製造(発酵食品)に対しての規制が厳しくなりこれまでの施設に支障が出てきたことから今年から製造をやめることにしました。 でもこの味はこれからも残していかなければならないという思いから、いぶすまでの工程までは当方が行い、ぬか漬けはお買い求め頂いた方に自分の家庭独自の味に仕上げていただくということにしました。 提供する「漬物用いぶし干し大根」は１０本で、長さは約３５㎝、太さは３～５㎝くらい、４枚目の写真のように輪にすると直径約１５㎝くらいです。 インターネットに【いぶりがっこ】の作り方のレシピがたくさん載っていますが初心者の方は市販の「煎りぬか漬けの元」という、煎りぬかや塩、調味料などがブレンドされた商品が販売されているのでそちらを利用されるとよかと思います。 １枚目の写真は桜の木のチップでいぶされる大根。(一週間) ３枚目の写真は干す前の大根、天日干しした大根、いぶし干しした大根。 ５枚目の写真の大根を無農薬・堆肥施肥で育てました。