管理番号 | 新品 :20252444043 | メーカー | スーダンの首都近郊で入手した、セミ・クリア大玉と青の大玉 再生ビーズの制作地は | 発売日 | 2024-12-10 | 定価 | 1,576円 | ||
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カテゴリー | ホビー・楽器・アート>>>美術品・アンティーク・コレクション>>>その他 | ||||||||
商品の状態 | やや傷や汚れあり |
本品は、10数年前にスーダンの首都ハルツーム近郊の市場で入手した、素朴な再生ビーズ大玉です。青の大玉と、セミ・クリアな大きな丸玉と平玉2つです。セミ・クリアなビーズでは、胎の半分ほどにクリアな薄い水色ガラスが含まれ、涼し気なビーズとなっています。2023年4月以降、内戦状態となり、近郊の市場が今、どうなっているのか不明ですが。 胎の表面には、溶解されたガラスが冷却過程で生じた皺や、ガラス素材の溶解度が低いため凹凸が広がっています。穿孔された孔は大きな円形ですが、他面では、円形の片方が尖ったり、胎から孔への傾斜が見られるなど、素朴な形ですし(4,5枚め)、芯の孔でも通常のビーズですと、ガラスが芯まで詰まっていますが、本品のいくつかでは孔の一部に、ガラスのない空洞も見られます(8枚め)。 また、クリアな青の大玉では、光を当てますと、綺麗な青が胎を覆いますが、セミ・クリアな大玉と同様に、胎表面の皺と少しの凹凸が見られ、孔の周辺に凹みが見られ、素朴なビーズとなっています。 一般に、アフリカでは大きなビーズは力や権を象徴し、17Cに制作されたベネチア製の角ばった7層シェブロンでも、大型が貴重とされ好まれました。本品も、素朴な大玉です。 2種とも類例は、ガラス製品を粉砕した様々な色の粉ガラスを、タコ焼き機のような窪みのある高稜土陶器などに入れ、中央に芯を刺し容器を熱し制作されています。このため、胎表面の皺や窪み、芯周りにできた空洞も生じます。 アフリカでビーズを自前で制作する伝統は、16C以降、西アフリカのガーナやナイジェリアに見られ、中東から持ち込まれたヘブロンのガラス職人に拠る技術を継承し、ガラス粉を熱して再生ビーズを成形してきました。ガーナのクロボ人は、今日でもこの方法で再生ビーズを成形しています。 ガーナのクロボ人は、今日、本品とほぼ同じビーズ大玉を制作し広くアフリカ地域に販売していますので、本品は、スーダン制作のローカル・ビーズでなく、西アフリカのクロボ人が制作した再生ビーズがスーダンの地方市場への流入ビーズです。 涼し気な水まんじゅうを思わせる本品は、ご使用いただければ、手作りで素朴なエスニック・ビーズに注目が集まり、アフリカ大陸を移動したビーズから、活力を得られるかと思われます。サイズ 青 高さ 約17㍉ 幅 約24㍉ 孔径 約…