管理番号 | 新品 :20221124347 | メーカー | 染付「壽字茶碗」八客(高台底に二重角福銘) | 発売日 | 2024-11-11 | 定価 | 9,360円 | ||
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カテゴリー | ハンドメイド・手芸>>>食器・キッチン用品>>>茶碗・めし碗 | ||||||||
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |
時代を感じさせる共箱に収められた「壽字茶碗」八客です。 共箱の汚れや変色、傷みは否めませんが、変形やガタツキなどはほぼありません。共箱の蓋には、右に「壽字 茶碗」、左に「赤津? 宗山?造」と判読不可の朱文落款が見られます。染付磁器と思われる茶碗には、若干の薄汚れが見られますが、損傷はほぼ有りません。美しい白磁に「壽」36字が表いっぱいに手書きされています。 茶碗の高台底には、二重の四角枠の中に福の字の所謂、二重角福銘が見られ、佐賀肥前の伊万里や有田の焼物と考えられます。 また、「福」字と共にめでたさのシンボルでもある「壽」字の入った茶碗は、伊万里焼や有田焼に比較的見られることからも、出品の「壽字茶碗」は、伊万里焼もしくは有田焼と考えるのが自然です。 一方、蓋に書かれた「赤津?」が「赤津焼(あかずやき)」ならば、愛知県瀬戸市に端を発する伝統的な陶磁器です。伊万里(佐賀鍋島)と九谷(石川加賀)のような縁戚関係があったのかどうかは分かりませんが、佐賀と愛知とは地域が全く異なり不思議です。瀬戸で「写し」として製作された「赤津焼」である可能性も考えられますが、「赤津」が出品者の判読誤りの可能性も大です。また、「宗山造」もその可能性がありますが、出品茶碗に至る陶芸家や窯元は不明のままです。製作時期は、供箱に製作者銘などが入れられるようになった明治期以降と考えれますが、相応の年数を経た年代物です。 大きさ(㌢)重さはおよそ次の通りです。 八客の大きさはほぼ等しく、重さはバラツキが。 【茶碗】 口径11.1、高さ5.7 高台0.8、高台径4.4 重さ144~172㌘ 【共箱】 一辺13.6、高さ25.3 重さ452㌘、1260㌘(茶碗含)供箱は年代を感じさせる外観ですが、茶碗の汚れや損傷はほぼ有りません。美しい白磁表面一杯にめでたい「壽」が36字手書きされています。新年やお祝い事にいかがでしょうか。一世紀を超える現在でも活用していただければ大変嬉しく思います。